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山の音

虫関連の備忘録。不定期更新。

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Golofa sp. の産地について

最初の虫記事は手に入れたばかりのGolofa sp. の産地について。

golofa sp.male01



近頃は貴重種となりつつあるゴロファ種です。
このGolofa sp. はいつ正式な学名が記載されるのでしょうね?
おそらく名前自体は既についていると思われるのですが、
如何せん「sp.」のままですね。
ゴロファ・エアクスの亜種という見方もあるようで、
そうであれば「Golofa eacus ssp.」となりますね。
ですがまどろっこしいので「Golofa sp.」にしておきます。

さて、本題ですが、
このゴロファsp.は産地が
「ボリビア・リオ・アバホ(アバーホ)」
となっています。

私はこの表記に少し疑問を感じていました。
この種だけではなく、クワカブの産地は存外テキトーな表記となっていることがままあります。
例として挙げれば、

bandaensis


バンダヒラタ(バンダエンシス)
Dorcus bandaensis

はショップなどで

産地:バンダ諸島ロンタル島

と表記されているのを以前は見かけました。
実際はインドネシア・バンダ諸島に「ロンタル島」という島は存在せず、
正しくは

バンダ諸島バンダブサール島

となります。
ロンタルとは島内の村、集落名を島名と混同してしまったことによる表記です。
これは多くの方が既に知っているようで、「ロンタル」表記は減少傾向です。

では、「ボリビア・リオ・アバホ」とはいったいどこの事を差しているのでしょうか。
南米では広くスペイン語が使われ、地名などもスペイン語由来のものが多く存在します。
ボリビアでもスペイン語が使われており、
「リオ」とはスペイン語で「川」を差しています。
すなわち川の名前はRio ○○となります。
つまり、リオ・アバホとは「アバホ川」
まさか川が産地と言うことはありませんからその周辺の山地ということになります。

調べてみたところ、

macapaca

(赤い点がメカパカです)

ボリビアのラパス県、同国の事実上の首都ラパスを20キロほど南南東に下った先にメカパカという行政自治区があり、
その周辺に流れる川をリオ・アバホと言うようです。
現地の写真を見る限り自然も存在し、この辺りで虫が採れそうではあります。

ですから、私個人の見解としては、

×「ボリビア・リオ・アバホ」
○「ボリビア・ラパス・メカパカ」

と表記したほうがよいと思います。
ですが、あいまいな表記をするぐらいなら
「ボリビア産」とくくってしまったほうがベターですかね。

また、ラパスの周辺は平均標高が富士山とほぼ同じで平均気温が低めです。
よって飼育の際は低温飼育がいいでしょうね。
また、標高が高くなると植生が変わり、
高木は見られなくなります。
現地の植物はまだ調べておりませんが、
近い種のものをマットに混ぜ込めば安定した飼育ができるかも?
そのほかにも竹マットの混入が良いと聞きます。
竹は広葉樹より鉄分等を多く含んでいるようですから、
ゴロファは成長に一定のミネラル分が必要なのでしょうか。
南米大陸の地質組成は……?
研究すれば面白そうですね!

バンダエンシスの画像につきましては
自分で用意できず、
おこぜあいごの部屋さんからお借りしました。




※産地はあくまで個人で調べたものですから間違い多々あると思います。
 素人のひとり言とでも思ってくださいね。
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Comment

らん  

No title

ブログ開設おめでとうございます。
早速お邪魔しました^^

最初の記事から内容が濃く興味深い良い記事ですね。
私のとは大違いです笑。

私もゴロファspの産地について調べたことがありますが、
こえださんの見解までたどり着けませんでした笑。

ちなみにうちのゴロファspの産地なんですけど、購入したショップのラベルには
ボリビア・ユンガス・コロイコとなっていて、どこのサイトを見てもゴロファspの産地は
ボリビア・リオ・アバホしか目にしないため、購入したショップに問い合わせしているところです。

あと一足先にリンクさせて頂きました。

2013/11/21 (Thu) 16:00 | EDIT | REPLY |  

こえだ  

No title

早速の訪問ありがとうございます。
こちらもリンクさせていただきますね。

ボリビア・ユンガス・コロイコは
ラパス市の北東部にあり、
メカパカよりも自然は豊かなようです。

しかし、調べる限りアバホという川は存在していないので、
アバホ産(メカパカ産)と同一、と言えないでしょう。
メカパカとコロイコは直線距離でおよそ20~30kmぐらいです。
しかし、カブトムシは基本的に移動性が高いので、
クワガタのように市区町村レベルまでこだわる必要は薄いと思います。

おそらく、産出する個体数としては、ユンガス産のほうが多いが、
日本に初めて来たのがいわゆるアバホ産で、
ブリードされた結果、この産地がメジャーになってしまった。

私はこのように思います。

2013/11/21 (Thu) 16:15 | EDIT | REPLY |  

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